【塊根植物】1年の成長記録

塊根植物の種をはじめて播種したのが1年前の7/5

パキポディウムグラキリスの種を購入しました。

その後
ユーフォルビアギラウミニアナ
ドルステニアギガス
ケラリアピグマエア
アデニウムアラビカムなどの種を購入。

それらの植物を実生で育てて
1年間でどれくらい大きくなったか
写真でお伝えいたします。

これから実生で塊根植物を育てる方の参考になればと思います。

最後に育成環境についても記載します。

目次

実生が1年でどれくらい大きくなるか

パキポディウムグラキリス

播種から3日で発芽

発芽率も高く、夏の暑さにも強いので、
初心者の方にもお勧めの塊根植物です。

ゴリゴリの直射管理で育てています。

発芽直後のパキポディウムグラキリス
発芽直後のパキポディウムグラキリス
播種から1年経ったパキポディウムグラキリス

今からやり直せば、1年でもっと大きく出来ると思います。

腰水をやめるのが早すぎたな~と思っています。

ドルステニアギガス

播種から25日で発芽。
発芽までに一番時間がかかりました。

超夏型で真夏も直射で管理してOK。
意外と丈夫で、冬も乗り越えてくれました。
冬でも水を切りすぎると良くない印象です。

大きくなると環境変化で体調を崩しやすくなる気がします。

発芽直後のドルステニアギガス
播種から1年経過したドルステニアギガス

ユーフォルビアギラウミニアナ

播種から2日で発芽。
1年経ってようやく分頭してきました。

ハイポ原液腰水が良いとの情報もありますが、
私は直射日光ガンガン当てて
水をほぼ毎日あげているだけです。

冬の管理が重要で、なるべく葉を落とさないよう15度以上で管理した方が良いです。

腰水をやめない、が一番重要なことかも知れません。

発芽直後のギラウミニアナ
播種から1年経過したギラウミニアナ

アデニウムアラビカム

播種から3日で発芽。
とにかく丈夫で発芽率も高く
種も安価なので初心者にお勧めです。

ただし寒さには弱いので、冬も室内温度は15度以上に保ってあげたいですね。

発芽直後のアデニウムアラビカム
播種から1年経過したアデニウムアラビカム

ケラリアピグマエア

播種から2日で発芽。
未だによくわかっていませんが、おそらく春秋型です。

真夏に撒きましたが、今のところ脱落株もなく順調に育っています。

ダメージを受けると葉がポロポロ落ちてくるのでわかりやすいです。

発芽直後のケラリアピグマエア
播種から1年経過したケラリアピグマエア

実生の育成環境

私の実生育成環境をお伝えいたします。

播種時の土

赤玉土、観葉植物の土、さし芽種まきの土

↓の図のように、1/3ずつ、下から
赤玉土、観葉植物の土、さし芽種まきの土を
プラ鉢に入れて種を播種しました。

播種前に熱湯をかけて土を消毒しています。

植え替え時の土

その後1年間で2回植え替えを行いました。

・9月(播種から2カ月)
 「かるーい培養土」に植え替え

・4月(播種から9カ月)
 それぞれの植物にあった土に植え替え

4月に植え替えた土は以下の通り。

パキポディウムグラキリス:SAPGの土
ドルステニアギガス:塊根植物の土
ギラウミニアナ:観葉植物の土
アデニウムアラビカム:観葉植物の土

SAPGは有機用土です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。

それ以外はすべて無機質の土を使用しています。

有機の土は非常に使用環境を選びますので大切な株に使用する際はしっかり下調べをすることをおすすめします。

私が試した中では、有機用土は
特にユーフォルビアとの相性が良くなかったです。

個人的にはユーフォルビアは木酢液なども苦手な気がしています。

肥料

肥料はマグァンプの混ぜ込みと
微粉ハイポを使用しています。

観葉植物の土にはマグァンプは初めから入っているので追加はしていません。

微粉ハイポ2週間に1回程度水やり時に使用。

最低気温が20度を切ってからは
微粉ハイポ使わないようにしました。

置き場所

春から秋の置き場所

基本的には南側のベランダに置いています

真夏は直射日光が当たりますが、風通しが良いからか、調子を崩した株はありません。

特にドルステニア、ギラウミニアナは太陽光が強ければ強いほど元気になります。

逆にユーフォルビア等は20-30%の遮光をした方が元気です。

冬の置き場所

冬は最低気温が10度を切ったら部屋の中に入れるようにしていました。

今年は一部の植物は最低気温15度で部屋に入れようと思っています。

最低気温10度になると、完全休眠する株が多く、
成長速度が落ちたり、ダメージを受ける可能性が高いため、
今年は15度を目安にします。

梅雨の置き場所

梅雨の時期は部屋に取り込んで管理した方が安全かも知れません。

私は冬を乗り越えて油断したのですが、
梅雨時期の湿度の高さは植物にとって天敵です

大切な植物は除湿器をかけた室内で、
大事に管理した方が良いです。

私はこれを知らずに梅雨の湿度で
いくつかの株を腐らせてしまいました。

高湿度は塊根植物にとって大敵です。

冬の管理

冬は完全室内管理を行いました。

ニトリのスチールラック STANDARD 幅65、高さ151cmを購入
これにアップルウェアの育苗トレーが1段につき2個置けます。

室温は、Swich Botの温湿度計とハブミニを使って管理しました。

部屋のエアコンと連動させ、
室温が10度以下になると暖房が自動でつくように設定しました。

10度に設定したのは大きな失敗で、
15度に設定しておくのが良い
と思います。

ギラウミニアナなどの植物は15度を切ると
葉を落とし始めるのですが、
葉を完全に落としてしまうと、
春に復活してくれる確率が下がるので、
10度で完全休眠させるより、
15度で冬の間も起きていてもらった方が安心です。

ヒートマットも購入しましたが、
上記の室温対策を行っていれば不要です。

ライトはいくつか購入しましたが、
BrimのパネルライトAを一番多く使いました。

どれが一番良いかはまだわからないのですが、
個人的には育成ライトよりも気温が大事だと思っています。

昨年は室内ではクリップ式のファンで
植物に直接風を当てるようにしていましたが、
今年はそれはやめて、
サーキュレーターで部屋全体の空気を回すようにしようと思っています。

まとめ

植物趣味をはじめて1年が経過しました。

実生組は1つも枯れることなく1年間成長してくれました。

1年間で多くの植物とそれを通してたくさんの方に出会えましたので、
植物サイコーと言わざるを得ません。

1年が経過し、今年から変更したことをまとめます。

■土
全てプロトリーフ観葉植物の土を使用
植物によって土を変えるのは辞めました。
実生時の有機土も辞めて
プロトリーフ観葉植物の土を2/3、
その上にさし芽種まきの土を1/3使っています。
※タコモノだけ専用土を作っています。

■冬の室温
今年は最低温度15度に設定します。

■腰水
昨年は本葉が出たら腰水を辞めていましたが、
今年は一定の大きさになるまでは腰水を続けます。
やはり腰水期間が長い方が成長が早いです。

実生が上手になったら改めて情報を発信したいと思います。

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この記事を書いた人

旅、読書、漫画、レコード、音楽、楽器、釣り、プラモ、ガレージキット、ぬいぐるみ、電子工作、ゲーム、レトロゲーム、片付け、ガジェット、金融、ビジネス、株など、趣味が多すぎる男。
実際に体験したことだけを書く、誠実な男。

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